紫外線照射に依るlysozymeの変性
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概要
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(1) Lysozyme溶液を紫外線照射した場合,その溶菌作用は酸素の存在の有無に拘らず失活し,還元剤処理に依っては復活しなかった. (2) トリプトファンは直接照射,石英濾光照射いずれの場合でも分解されるが,チロシン及びヒスチジンは直接照射の場合のみ分解を受けその減少率もトリプトファンに比べ小である. (3) 紫外部吸収スペクトルは照射と共に変化し特に280mμに於けるピークの減少は著しい.これはトリプトアァン分解に帰因するものである.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
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