高速液体クロマトグラフィーによるゴマ種子リグナン配糖体の分析
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概要
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ゴマ種子中のリグナン配糖体について, HPLCを基本とした分析を行った. (1) ゴマ脱脂粕から,含水メタノール溶液により抽出して粗リグナン配糖体抽出物を得た.逆相分配カラムクロマトグラフィーで含水メタノールを溶離液組成とするHPLC条件において, 280〜290nm付近に吸収極大を有する8種の物質が検出された. (2) LC-MS分析により,各ピークに対応するマススペクトルが得られ,各リグナン配糖体のアグリコンの分子量,およびその糖結合数が示唆された. (3) 逆相分配カラムクロマトグラフィーによって分画した各リグナン配糖体のNMR分析,またはセルラーゼとβ-グルコシダーゼによる加水分解で,アグリコンおよび糖結合数を決定した.その結果,ゴマ種子中には,少なくとも4種のリグナン類縁体をアグリコンとし1から3個の糖が結合した8種の配糖体が存在していることが示唆された. (4) セサミンを外標準としたゴマ脱脂粕中のセサミノール配糖体類の組成および含量を分析した結果, 100gのゴマ種子中には,セサミノール配糖体が0.1〜0.25mmol存在し,トリグルコシドが主成分であった.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
著者
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無類井 建夫
日清製油株式会社研究所
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栗山 健一
日清製油株式会社研究所
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栗山 健一
日清製油(株)研究所
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無類井 建夫
日清製油(株)研究所
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土屋 欣也
日清製油(株)研究所
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土屋 欣也
日清製油
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土屋 欣也
日清製油株式会社研究所
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無類井 建夫
日清製油株会式社研究所
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