マリーゴールドの開花に関する研究 (第2報) : 日長, 温度, 照度および調節物質の相互作用
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
フレンチ•マリーゴールド (品種:バター•ボール) を主にして, 開花に及ぼす日長, 温度, 照度および調節物質の影響を調べ, これらの要因間の相互作用を研究した。30°Cにおいた場合, 長日 (終夜照明) 下では開花しなかったが, 短日 (9時間日長) 下では高い開花率を示した。しかし, 20°Cにおくと, 短, 長日間で著しい開花率の差はなく, 長日区の方がむしろ高い開花率になった。これに対し, アフリカン•マリーゴールドでは温度•日長による開花率の差異はごくわずかであった。クレモナの黒色寒冷紗によって照度を減少させた場合長日(16時間日長) では開花にいたらなかった。しかし, 光度の減少した条件でも短日ではよく開花した。光の強さが減少するほど, 1株当りの花数は減少した。ジベレリン散布は開花を促進し, 花数を多くしたが, TIBA散布では影響は現われなかった。
- 園芸学会の論文
著者
関連論文
- グラジオラス球茎の休眠に関与する抑制物質
- キクの育種に関する研究 : (第1報)自家稔実率について
- キクの花色に関する研究 (第3報) : 花色に対する主要色素の量的効果と花色の測色
- キクの花色に関する研究 (第2報) : 生花弁の吸収スペクトルについて
- キク花芽の in vitro 培養
- 光中斷による切花の促成と抑制
- グラジオラス球茎の休眠誘導における葉の役割について
- グラジオラス球茎の休眠に対する光条件の影響
- オックス•アイ•デージー(Chrysanthemum leucanthemum L.)のバーナリゼーション
- マリーゴールドの開花に関する研究 (第2報) : 日長, 温度, 照度および調節物質の相互作用
- マリーゴールドの開花に関する研究 (第1報) : 日長反応およびその系統間差異
- マーガレット (Chrysanthemum frutescens L.) の開花に関する研究
- 生長素散布によるキクの開花抑制に関する研究(第5報) : しゃ光とNAA, ジベレリンとの組合せ
- 生長素散布によるキクの開花抑制に関する研究 (第4報) : 生長素とジベレリン, ビタミンなどとの組合せ
- グラジオラス球茎の休眠(第4報) : オーキシン散布の影響
- 生長素撒布によるキクの開花抑制に関する研究(第3報) : 生長素と電燈照明との組合わせ
- グラジオラス球茎の休眠(第3報) : 炭水化物含量の変化と休眠との関係
- 生長素撒布によるキクの開花抑制に関する研究(第2報)
- 花卉の肥料に関する研究(第1報) : アマリリスの肥料
- グラジオラス球茎の休眠(第2報) : 温度処理と抑制物質いついて
- グラジオラス球茎の休眠(第1報) : 温度処理とテトラゾリウム反応
- 球根作物の休眠問題