リンゴ3品種, ‘スターキング•デリシャス’, ‘ふじ’及び‘陸奥’の着色特性及びアントシアニン生成とL-フェニルアラニンアンモニアリアーゼ活性との関係
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概要
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リンゴ3品種, ‘スターキング•デリシャス’(‘SD’),‘ふじ’及び‘陸奥’の着色特性を知るために, 光強度とアントシアニン生成量との関係及びアントシアニン生成とL-フェニルアラニンアンモニアリアーゼ(PAL)活性との関係について調査した. 白色光(white)及び白色光と紫外線の混合光(white+UV312)を用いた. 果実照射では‘SD’はアントシアニン生成能が最も高く,‘ふじ’は‘SD’に比べて特に白色光での生成能が劣っていた. 果皮片照射ではアントシアニン生成が促進され,特に‘ふじ’の白色光での生成能が著しく促進された.黄色品種である‘陸奥’は, 白色光では全くアントシアニンを生成せず混合光で小量のアントシアニンを生成した. 果実照射においてはアントシアニン生成とPAL活性の間には密接な関係が認められた.果皮片照射ではアントシアニン生成の促進以上にPAL活性が著しく促進された. 特に‘陸奥’では白色光照射によるPAL活性の上昇は混合光照射のそれと大差なかつたが, アントシアニンは全く生成されなかった.
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