ナス科野菜•花卉における器官配列の左右性と花序の発達に関する研究

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概要

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1. ナス科野菜•花卉の4属6種6品種において, 葉序の回転方向に左右性が認められた. 実生苗における左回り, 右回りの株の出現率は, いずれの品種においても, ほぼ1対1であった.2. ナスの花序における花の配列はトマトの場合と同様の規則性が認められた.3. 走査型電子顕微鏡によって, トマトにおける第1花房の花の発生順序と配列に前報 (9) と同様の規則性が確認された. すなわち, 主茎の頂端が肥厚して第1花房第1番花が形成された後, 第2番花は第1番花の小花柄から, 第3番花は第2番花の小花柄から, 第4番花は第3番花の小花柄から葉序の左右性に従って特定の方向に発生しているようにみられた.4. 以上の結果, トマト, ナスの花序型はさそり形花序とみられた.
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