急性肝障害マウスにおける脾内増生細胞の組織化学的検討
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概要
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Propionibacterium acnes (P. acnes) 加熱死菌と lipopolysaccharide (LPS) をマウスに静注すると, 肝に好中球系細胞とマクロファージ系細胞を主体とした細胞浸潤が認められ, 肝細胞壊死が出現する. この急性肝障害モデルにおける脾内増生細胞を組織化学的に検討すると, P. acnes 投与後早期から赤脾髄に好中球系細胞とマクロファージ系細胞が増加し始めた. また, Bromodeoxyuridine を核内に取り込む細胞は P. acnes 投与5日後に最も多くみられた. 以上より, P. acnes 投与後, 脾において細胞分裂を行い, 増生するのは主に好中球系細胞とマクロファージ系細胞であり, P. acnes とLPS投与後, 肝に浸潤する細胞と同系統であることが示された.
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