身体障害者調査からみた難病による在宅の身体障害者の実態
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概要
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昭和60年の岐阜県における身体障害者調査からみた難病による在宅の身体障害者について検討し,次の結果が得られた。難病による身体障害者は男が124人,女が152人,合計で276人であった。女が男より多かった。ベーチェット病,多発性硬化症,重症筋無力症,スモン,サルコイドーシス,ビュルガー病,パーキソン病の7疾病であった。男女ともパーキンソン病が最も多く,次に,スモンが多かった.スモン,パーキソン病は男より女に多く,ベーチェット病,ビュルガー病は女より男に多かった。年齢別では60∼69歳が最も多く,次に,70歳以上,50∼59歳,40∼49歳の順になっている。等級別では2級が最も多く,以下,3級,1級,5級,6級,4級という順であった。発病年齢別では40∼59歳が最も多く,次に20∼39歳,60歳以上が多かった。食事,トイレ,入浴,洗髪,洗面,衣服の着脱,家の中の移動,寝返りなどの日常生活動作について,何らかの介助を必要とする者の割合は40.6%であった。難病による身体障害者は障害者の中でも重度の者が多く,日常生活動作の介助を要する者の割合が高い。人口10万人あたりの難病による身体障害者数はベーチェット病は男が1.6,女が0.2,多発性硬化症は男が0.4,女が0.3,重症筋無力症は男が0.2,女が0.3,スモンは男が2.1,女が5.6,サルコイドーシスは女が0.2,ビュルガー病は男が1.6,女が0.2,パーキソン病は男が6.6,女が7.9であった。
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