ペニシリン類の加水分解により生成する有機酸のガスクロマトグラフィーによる分離 : ガスクロマトグラフィーによる抗生物質の分析(I)
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概要
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7種のペニシリン類の定性にガスクロマトグラフィーの応用を試みた.試料数mgを20%水酸化ナトリウム液2m<I>l</I>で加水分解して母核を切り離し,側鎖より生じた有機酸をメチルエステルとしたものについて3.5%SE-30の分離管を用いて分離を行なった.装置は島津製作所製GC-1B型(水素炎検出器)で,分離管温度は120〜150℃が適当であった.SE-30ではフェノオキシ酢酸とα-メチルフェノオキシ酢酸のピークが,またQF-1ではフェノオキシ酢酸とα-エチルフェノオキシ酢酸のピークが互いに重なり合う.これらを分離するため両者の結合分離管を使用した。サクシネートジエチレングリコールポリエステルの分離管の使用も良好な結果を得た.
著者
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