ガスクロマトグラフィーによる製剤中の解熱鎮痛剤の分析(その2)
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概要
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前報では特に前処理を必要としない成分のガスクロマトグラフィーによる分析を述べた.しかし解熱鎮痛剤成分中にはそのままガスクロマトグラフに注入した場合不安定で定量できないものも多い.本報告は主としてこのような成分を定量する目的でアセチル化の条件およびその効果を研究した.市販の1総合感冒薬(アンプル剤)を例にとり,サントニンを内標準として塩基性成分の6種(メチルエフェドリン,カフェイン,アミノピリン,ジフェニルピラリン,グアヤコールグリセリンエーテル,ジヒドロコデイン)を誤差約±3%以下で同時定量することに成功した.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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