ガスクロマトグラフィーによる日局クレゾールセッケン液およびクレオソートの分析 : ガスクロマトグラフィーの医薬品分析への応用(第2報)
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概要
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日局クレゾールは<I>m</I>-,<I>p</I>-クレゾールのほかο-クレゾール,フェノール,1,2,6-キシレノール,1,2,4-キシレノールを含み,<I>m</I>-クレゾールを主眼とした現行の画温蒸留試験法には大した意味がなく,消毒効力の点で<I>m</I>-クレゾールをとくに重視する理由がないので,局方規定としては各異性体の合量の分析が妥当である.また日局クレオソートはグアヤコール,クレオゾールの主要成分の他クレゾール,フェノール,キシレノールもかなり含有しており,クレゾール,フェノールの混有を除外しようとした日局「純度試験」第3項および第4項は再検討されなければならない.そしてこれらの各成分の分析にガスクロマトグラフ法を応用し満足すべき結果を得た.
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