電位差滴定によるヨウ素およびヨウ化カリウムの同時定量 : ヨウ素酸カリウムを用いる電位差滴定(第1報)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ヨウ化カリウム溶液を,4<I>N</I>以上の塩酸の存在で,ヨウ素酸カリウム標準液で電位差滴定すると,2個のジャンプを持つ滴定曲線が得られる.その第1段はI<SUP>-</SUP>-<I>e</I>→I<SUP>0</SUP>,第2段はI<SUP>0</SUP>-<I>e</I>→I<SUP>+</SUP>の反応に正確に対応し,これによって0.14〜0.014<I>M</I>のヨウ化カリウムを精度よく定量することが可能である.この方法を利用してヨウ素,ヨウ化カリウムの混合溶液につき,1回の滴定を行なって,成分のそれぞれを同時定量することができた.ヨウ素25mg,ヨウ化カリウム90mgについて誤差それぞれ0.2%,0.4%であった.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
著者
関連論文
- アロエに関する研究(第1報)下剤効果について
- 4-ヨードチモールの定量法の研究(第5報) : ガスクロマトグラフィー
- 4-ヨードチモールの定量法の研究(第4報) : ポーラログラフによる定量
- 4-ヨードチモールの定量法の研究(第3報) : 紫外部吸光光度定量
- 4-ヨードチモールの定量法の研究(第2報) : シアン化ヨウ素法によるヨウ素酸塩滴定
- 4-ヨードチモールの定量法の研究(第1報) : 臭素酸塩滴定
- キレート滴定による医薬品の定量分析(第6報) : アルミニウム塩類の定量
- キレート滴定による医薬品の定量分析(第7報) : ライネッケ塩を用いる有機塩基の定量
- キレート滴定による医薬品の定量分析(第5報) : 亜鉛塩類の定量
- 薬用人参(Panax ginseng C.A. MEYER)のサポニンに関する研究(第1報)酢酸コルチゾンによるラット副腎および胸腺萎縮ならびに血清K^+濃度低下に対する抑制作用
- 生薬メタノールエキスのリノール酸空気酸化抑制作用
- p-トルエンジアゾニウム塩, チオシアン酸イオンおよび各種金属イオンの反応による反応性中間体について
- ο-トルエンジアゾニウムスルファート, チオシアン酸イオンおよび各種金属イオンの反応によるο-トリルチオシアナートの生成
- ベンゼンジアゾニウムスルファート, 第二銅イオン, チオシアン酸イオンの反応によるフェニルチオシアナートおよびフェニルイソチオシアナートの生成
- ベンゼンジアゾニウムクロリドとテトラシアノニッケル酸カリウムによるベンゾニトリルの生成反応
- ベンゼンジアゾニウムスルファート, チオシアン酸イオンおよび各種金属イオンの反応によるフェニルチオシアナートの生成
- ベンゼンジアゾニウムクロリドと各種金属シアノ錯体の反応によるベンゾニトリルおよび副産物の生成
- チオピリンおよびその誘導体を用いるセレンの分光光度定量 : チオピラゾロン誘導体の分析化学的研究(第5報)
- 1,2,3-trimethyl-3-pyrazolin-5-thioneによるセレンの重量分析 : チオピラゾロン誘導体の分析化学的研究(第4報)
- ガスクロマトグラフィーによSandmeyer反応液中のフェニルチオシアナートおよびフエノールの定量
- ガスクロマトグラフィーによるベンゾニトリルおよびフェノールの定量
- ヨウ素酸塩滴定法によるヨウ化カリウムの定量 : 塩化ヨウ素法,アセトンヨウ素法,シアン化ヨウ素法の比較
- 電位差法によるカルセインの酸解離定数の測定
- 電位差滴定によるヒ素(III)の定量 : ヨウ素酸カリウムを用いる電位差滴定(第3報)
- ヨウ素酸塩滴定法によるヨウ化カリウムの定量 : 塩化物を添加する改良法
- シアン化ヨウ素法によるヨウ化カリウムの定量 : ヨウ素酸カリウムを用いる電位差滴定(第2報)
- 電位差滴定によるヨウ素およびヨウ化カリウムの同時定量 : ヨウ素酸カリウムを用いる電位差滴定(第1報)
- けい光光度滴定によるクロムの定量
- メチルチモールブルーによる水銀(II)の比色定量
- MgNH4PO4-EDTAおよびPb(NO3)2-EDTA法によるリン酸および硫酸イオンの容量分析 : EDTAによる硫酸イオンの定量(第3報)
- Pb(NO3)2-EDTA法による硫酸イオンの容量分析 : EDTAによる硫酸イオンの定量(第2報)
- 生薬の品質評価に関する研究(第3報) : 種子類生薬決明子中の脂肪酸について
- 生薬の品質評価に関する研究(第2報) : 生薬決明子中のアントラキノン量について
- 生薬の品質評価に関する研究(第4報) : 決明子およびその類似生薬中のanthraquinone量について(その3)
- 生薬の品質評価に関する研究(第7報) : Sephadex Columnによる決明子中anthraquinoneの分離と定量
- EDTA-Bによる硫酸イオンの容量分析