テノイルトリフルオルアセトンを用いるセリウムとマンガンの抽出分離および光度定量
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概要
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さきに著者らが報告したテノイルトリフルオルアセトン(TTA)によるセリウムとマンガンの光度定量法では,両元素は互いに妨害をするのでそれらの分離を行なった.pH4.1〜4.5でセリウムをTTA-キシレンで抽出し,次にマンガンをpH6.0〜7.0でTTA-アセトン-キシレンで抽出した.<BR>ここに提出した方法によってセリウム50μgを定量する場合マンガンは1mgまで,マンガン10μgを定量する場合はセリウムは100μgまで共存しても分離・定量することができた.またセリウム,マンガンを100μgずつ含む溶液を6回分析した結果,相対標準偏差はセリウムでは1.0%,マンガンでは3.7%であった.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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