アルミン酸塩を含む水酸化ナトリウム溶液中の遊離アルカリの滴定
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概要
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核燃料の再処理の過程でアルミニウム被覆をとり除くために,アルミニウムを被覆したウラン燃料要素を水酸化ナトリウムで処理してアルミニウムのみを溶解する場合に,溶液中のいわゆる遊離アルカリを定量する必要が生じた.<BR>試料溶液にトリエタノールアミンを加えてアルミニウムをいんぺいし,塩酸で滴定しつつ溶液のpHを測定する.滴定曲線をつくって終点を決め,遊離アルカリ量を決定する.硝酸ナトリウム,亜硝酸ナトリウムなどは妨害しない.<BR>この方法によれば0.5meq.以上の水酸化ナトリウムを簡単に定量することができる.なお,この方法はアルミニウムの精練工程における遊離アルカリの定量にも適用できるものと思われる.
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