スカンジウムおよび希土類元素のアルセナゾ錯体の組成
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概要
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さきに著者らはアルセナゾによるスカンジウムの光度定量法を提出したが,反応生成物の組成の検討は行なわなかった.また,希土類元素とアルセナゾ錯体の組成に関するいままでの報告には,実験条件は多少異なるが不一致がみられる.したがって本研究を行なった.pH6.1,0.1<I>M</I>酢酸塩の溶液において,モル比法,連続変化法,傾斜比法による検討の結果,この条件ではスカンジウム(III)とアルセナゾは1:1の錯体をつくることが認められた.また,pH7.2,0.1<I>M</I>トリエタノールアミン溶液において連続変化法を適用した結果,希土類元素(III)(La,Ce,Ybを使用)はアルセナゾと1:1の錯体をつくることが認められた.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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