湿式酸化分解 : クルクミン吸光光度法による黒鉛中ホウ素の定量
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概要
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ホウ酸メチル蒸留分離/クルクミン吸光光度法により黒鉛中のホウ素の正確な定量法を確立するため, 硫酸, 過塩素酸及び硝酸の混酸を用いる黒鉛の湿式酸化分解法の適用について検討した.黒鉛0.5gは, 硫酸5ml+過塩素酸3ml+硝酸0.5mlにリン酸5mlを添加し, 200℃に加熱することにより約1.5時間で分解することができた.このリン酸添加により, 前処理操作時のホウ素の揮散による損失を防止することができた.本法を黒鉛分析用標準試料に適用し, 乾式灰化法による表示値が正しいことを確認した.繰り返し精度は, 2μg g^<-1>レベルのホウ素を含む黒鉛試料に対して相対標準偏差で4〜8%であった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1995-11-05
著者
-
渡部 和男
日本原子力研究開発機構 環境・原子力微量分析研究グループ
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樋田 行雄
日本原子力研究所東海研究所分析センター
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渡部 和男
日本原子力研究所
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樋田 行雄
日本原子力研究所燃料研究部分析センター
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渡部 和男
日本原子力研究所分析センター
-
渡部 和男
日本原子力研究所環境科学研究部
-
樋田 行雄
日本原子力研究所
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