クルマエビからのビブリオ病原因菌の検出
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概要
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クルマエビのブビリオ病(Vibrio sp.PJ)の存在を, 広島県および山口県下の計4つの養殖池において調査した。その結果, 水温が高く環境条件が悪化したと考えられる夏から秋にかけ外見的に健康なエビおよび池水から本菌が分離され, 本菌は養殖環境中に定着しているものと判断された。すなわち, 保菌エビが存在しそれらが環境の悪化などの影響を受け発病すると推測された。エビのリンパ様器官の塗抹標本を用いた蛍光抗体法が本病迅速診断に使用しうることが確認された。
- 日本魚病学会の論文
著者
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中井 敏博
Faculty of Applied Biological Science, Hiroshima University
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室賀 清邦
Faculty of Applied Biological Science, Hiroshima University
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桃山 和夫
Yamaguchi Prefectural Naikai Fisheries Experiment Station
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Pena Leobert
Faculty of Applied Biological Science, Hiroshima University
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Pena Leobert
Yamaguchi Prefectural Naikai Fisheries Experiment Station
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桃山 和夫
Faculty of Applied Biological Science, Hiroshima University
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中井 敏博
Yamaguchi Prefectural Naikai Fisheries Experiment Station
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室賀 清邦
Yamaguchi Prefectural Naikai Fisheries Experiment Station
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