ELISA による神経壊死症原因ウイルス(SJNNV)の検出
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概要
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シマアジ仔魚の神経壊死症原因ウイルスに対するウサギ抗血清を作製し, 間接ELISAによりシマアジの病魚(仔魚), 受精卵, および親魚の組織(生殖巣, 脳)から本ウイルスの検出を試みた。純化ウイルスを用いた本法の抗原検出限界は約5ngであった。検査したすべての病魚からウイルス抗原が検出されたことから, 本法は本病の簡易・迅速診断に有効であると判断された。また仔魚に神経壊死症が発生した時の受精卵および親魚の卵巣から本ウイルスが高頻度に検出されたため, 本病の主たる感染源は雌親魚と考えられた。
著者
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中井 敏博
Faculty of Applied Biological Science, Hiroshima University
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室賀 清邦
Faculty of Applied Biological Science, Hiroshima University
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虫明 敬一
Komame Station of Japan Sea Farming Association
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有元 操
(独)水産総合研究センター業務企画部
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有元 操
Goto Station of Japan Sea-Farming Association
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水田 洋之介
Goto Station of Japan Sea-Farming Association
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古澤 巌
Faculty of Agriculture, Kyoto University
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虫明 敬一
Komame Station of Japan Sea-Farming Association
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