シマアジのウイルス性神経壊死症の発生状況
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概要
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シマアジのウイルス性神経壊死症(VNN)は孵化後2〜20日目の仔魚に発生し, 病魚は摂餌をせず, 鰾の膨ら張, 脊索の湾曲, 水面に浮上して斃死するなどの症状が認められた. 孵化後10日目以前に発病した仔魚は数日以内に全滅したが, 11日目以降で発病した場合は, 一部が生き残る例もあった. ELISA 法で測定したウイルス抗原量(SJNNV)の上昇は, 孵化後6日目以前の仔魚では極めて早かったが, 11日目以降の仔魚では比較的遅かった. 同一の親魚群では産卵回数が増す程 VNN の発生率が高くなる傾向が認められた.
著者
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有元 操
日本栽培漁業協会五島事業場
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丸山 敬悟
日本栽培漁業協会五島事業場
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古澤 巖
Faculty of Agriculture, Kyoto University
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有元 操
Goto Station of Japan Sea-Farming Association
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丸山 敬悟
Goto Station of Japan Sea-Farming Association
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