種苗生産過程におけるガザミ幼生の細菌相
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概要
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種苗生産過程にある健康なガザミ幼生の細菌相について調査を行った。体表の細菌数は成長と共に増加する傾向がみられ, 第1齢稚ガニで1尾あたり10 4 CFUに達した。一方体内菌数はメガローパ期に10 4 CFUに達したが第1齢稚ガニでは減少した。また飼育水の細菌数は10 3〜10 5CFU/mιであり, 投与餌料の細菌数は生物餌料で10 6〜10 8CFU/g, ミンチ肉と配合飼料の場合を除けば, カニ幼生およびその飼育水と生物餌料のいずれにおいてもVibrio属とPseudomonas属がそれぞれの細菌相の主体をなしていた
著者
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室賀 清邦
Faculty of Applied Biological Science, Hiroshima University
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鈴木 康二
Faculty of Applied Biological Science, Hiroshima University
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野上 欣也
Tamano Station, Japan Sea-Farming Association
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丸山 敬悟
Tamano Station, Japan Sea-Farming Association
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