5種類の甲殻類幼生に対するバキュロウイルス性中腸腺壊死症ウイルス(BMNV)の感染性
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概要
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5種類の甲殻類の幼生(ガザミの場合はゾエア, 他はミシス)に対する BMNV の感染性を浸漬接種法により調べた. ウシエビ(Penaeus monodon)に観察された病理組織変化はクルマエビ(P.japonicus)幼生のそれとほぼ同程度に重篤であり, 本種は BMNV に感受性が高いと判断された. コウライエビ(P.chinensis)とクマエビ(P.semisulcatus)は感受性が低く, ヨシエビ(Metapenaeus ensis)とガザミ(Portunus trituberculatus)では感染は認められなかった.
- 1996-06-15
著者
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桃山 和夫
Yamaguchi Prefectural Naikai Fisheries Experiment Station
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桃山 和夫
山口県水産研究センター 内海研究部
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佐野 徳夫
Kyoritsu Shoji Company
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