当院における淋菌性尿道炎の臨床的検討および薬剤感受性

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概要

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2005～2006年に受診し尿道膿汁分泌を認めた淋菌性尿道炎51例(15～55歳)を対象に, 患者の性行動様式や淋菌薬剤耐性状況を調査した。10歳代5人, 20代25人, 30代10人, 40代3人, 50代2人であった。尿道炎発症前性交を行った人数は1人23例, 2人12例, 3・4人各2例, 5・6・7・8人各1例であった。30歳未満群では感染源は恋人, ナンパなど金銭の授受のない素人の頻度が高い傾向がみられた。腟性交のみ8例, 腟性交と口腔性交24例, 口腔性交のみ16例, 両方行わず1例で8割以上で口腔性交が行われコンドーム使用率は口腔性交0%, 腟性交21.9%であった。コンドーム未装着の口腔性交がSTDの原因となることを知っている症例は50%であった。ニューキノロン系薬剤の感受性株は10%以下, セフェム系の感受性は保たれたがCPDX-PRの耐性株を5.9%に認めた。再診症例は23例, 45%であった。
泌尿器科紀要刊行会の論文

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