水衛生分野の国際的な動向と今後の展望
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概要
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水衛生分野における近年の国際的な取組を概観しつつ,特に国連ミレニアム開発目標(MDGs),及びWHOの進める水安全計画(WSP)を中心にその動向と今後の方向性を示した.MDGsにおける水衛生に関する目標に関しては, 2010年現在では,飲料水については概ね達成されているものの,衛生(排泄物,排水等)設備に関しては進捗の大きな遅れが指摘されており,25億人が未だ改良衛生設備を有していない.その背景には経済的,社会的要因も大きく,他の指標への影響も懸念される.さらにMDGsに関連した水衛生分野の今後の展開を考察した.水の安全性向上に資するWSPに関しては,その経緯や概要,それに関連する現在の世界の取組状況を整理した.さらに世界水フォーラム及び国連世界水アセスメント計画(WWAP)の動きや日本の水衛生分野の国際協力について触れ,今後の今後の水衛生分野の展開を展望した.
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