エージェントの存在がSNSの否定的発言抑制に及ぼす効果の検討(コミュニケーション支援及びヒューマン情報処理一般)
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概要
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本研究では,SNS記事投稿画面にシステム補助エージェントを付加する事で、SNS上の否定的発言が抑制されるかを検討した.提示する架空のシチュエーションに沿った140文字以内の文章を仮設的なSNSに投稿してもらう実験を実施した.この時,記事投稿画面にエージェントを付加したエージェント有条件とエージェント無条件の二条件による被験者間で行った.記述してもらった文章を第三者15名によって他責的否定発言・自責的否定発言・無責的否定発言・非否定的発言の4つのいずれかに分類してもらい,分析はx^2検定を行った.その結果,悪口など人を責めるような架空シチュエーションの場合、エージェントを付加することで否定的発言が減少する事が明らかになった.SNSと言う文章を書く場面においても,人型エージェントによる他者手がかりが第三者の評価を意識した行動に繋がる事が示唆された.
- 2013-05-23
著者
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