結晶構造の分析に適用可能な三次元ウェーブレットの構築(ディジタル信号処理)
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概要
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本論文は,結晶内部の格子欠陥など実用固体材料の三次元構造を分析するために,結晶格子上に定義する三次元ウェーブレットを提案し,その構築手順を示す.従来の三次元ウェーブレットは三次元空間中の標本化格子の上に構成されていたのに対し,提案するウェーブレットは固体物理学の結晶構造理論における格子定数を導入し,ウェーブレットが定義される格子を結晶格子上に構築する.その結果,実用固体材料を構成する多くの結晶性材料を分析対象とすることができる.次に,提案するウェーブレットがリフティングスキームによって構成されることを示し,更に具体的にいくつかの結晶格子を対象として三次元ウェーブレット基底関数の実現例を示す.最後に,それぞれの基底関数の周波数特性を明らかにする.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2009-08-01
著者
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武川 直樹
東京電機大学 情報環境学部
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安野 拓也
いわき明星大学科学技術学部システムデザイン工学科
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武川 直樹
東京電機大学情報環境学部情報環境学科
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坂本 直道
いわき明星大学科学技術学部
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遠藤 智子
東京電機大院
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遠藤 智子
東京大学大学院工学系研究科
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武川 直樹
東京電機大学・情報環境学部
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武川 直樹
東京電機大学
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安野 拓也
いわき明星大学科学技術学部
-
安野 拓也
いわき明星大
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坂本 直道
いわき明星大学理工学部電子工学科
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坂本 直道
いわき明星大学
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