1018 石炭灰硬化体からの六価クロムの溶出とその抑制に関する研究(混和材料)
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概要
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本研究は,石炭灰硬化体からの六価クロム(以下,Cr(VI))の溶出特性とその抑制策としてのセメント並びに混和材等の添加効果に関して検討を行ったものである。その結果,各試料からの溶出量は水和活性に関わる原灰の物理化学特性及び硬化体の成型方法によって異なるが,原灰のCr含有量との直接な関係は本研究では認められなかった。また,石炭灰に水を添加し,硬化させることによりCr(VI)溶出量が低減できること,高炉スラグ微粉末の還元作用によってCr(VI)の溶出が抑制されることがわかった。なお,本研究を通じて,高炉スラグ微粉末の還元能力の評価方法を提案した。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 2002-06-08
著者
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長瀧 重義
新潟大学工学部
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長滝 重義
愛知工業大学 総合技術研究所
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長瀧 重義
愛知工業大学 総合技術研究所
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長滝 重義
新潟大学教授工学部建設学科
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長瀧 重義
新潟大学工学部建設学科 東京工業大学
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余 其俊
華南理工大学材料学院
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久山 真
新潟大学工学部建設学科
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林 錦眉
新潟大学大学院自然科学研究科
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