電子メールの特徴情報を用いた標的型メールへのクライアント対策技術の提案(セキュリティ,一般)
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概要
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近年,特定企業や個人を標的に,機密情報の窃取を目的としてメールを送りつける標的型メール攻撃が急増している.標的型メール攻撃では,送信者を詐称したり,件名,本文の巧妙な記述によって細工されるため,受信者はうっかり添付ファイルを開いてしまうことで感染する.攻撃者は,受け手に合わせて,攻撃手法を変化させるため,迷惑メールフィルタやウイルス対策ソフトウェア等の一般的な対策では解決困難である.本論文では,メールヘッダや本文の中で,攻撃者が詐称することが困難な送信者固有の特徴情報を利用した,標的型メールへのクライアント対策技術を提案する.また,本技術を適用し,メールを開く前に,標的型メールの可能性を端末側でリアルタイムに検知・警告するプロトタイプを開発したので,その実装報告を行う.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2012-07-12
著者
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津田 宏
富士通研究所
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津田 宏
(株)富士通研究所
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津田 宏
(財)新世代コンピュータ技術開発機構
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津田 宏
(株)富士通研究所コンピュータシステム研究所
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吉岡 孝司
(株)富士通研究所
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森永 正信
(株)富士通研究所
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津田 宏
富士通研
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津田 宏
株式会社富士通研究所itメディア研究所言語処理研究部
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片山 佳則
(株)富士通研究所
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深澤 亮太
(株)富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
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