HELIOSにおける異種制約の協調に基づく自然言語理解
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
自然言語理解は,多様な制約領域,処理モジュール,処理手段(制約充足および制約緩和)を含んでいるような問題領域である.さらに,自然言語処理で取り扱わなければならないデータの量は増大しており,既存の自然言語処理リソースの再利用も考える必要がある.本論文においては,ICOTで開発された異種分散協調問題解決システムHELIOSの自然言語理解への応用について述べる.HELIOS上での自然言語理解は,各処理モジュールが互いに交渉し合うマルチエージェントとして実現される.最初に,HPSGやJPSGといった制約ベース文法の処理を考える.制約ベース文法の枠組では,自然言語理解は素性構造の単一化,時制論理,包摂関係といった多領域にまたがった制約の解消ととらえることができる.次に,ガーデンパス文認識や,意味と構文制約のインタラクション,曖昧性解消といった自然言語理解において生じる現象に対して,制約緩和の観点からHELIOS上の処理について述べる.
- 日本ソフトウェア科学会の論文
- 1996-11-15
著者
関連論文
- 8.研究用データセット:攻撃元データ編 : ナレッジマネジメントツールによるマルウェア挙動の見える化(マルウェア)
- DT-2-2 メタデータによるスキル情報活用から業界情報応用へ(DT-2.身近なところで役に立ち始めたセマンティックWeb,チュートリアル講演,ソサイエティ企画)
- ナレッジマネジメントツール:ビジネス情報ナビゲーター (特集:ユビキタス) -- (ユビキタスを支える技術)
- HELIOSにおける異種制約の協調に基づく自然言語理解
- ネゴシエーションによる制約緩和の並列実装
- ネゴシエーションに基づくアブダクション
- 2G-3 メール添付ファイルのトレースシステムの試作(ネットワークセキュリティ,一般セッション, セキュリティ,情報処理学会創立50周年記念)
- 画像の類似検索におけるマルチベクトル特徴空間方式とEarth Mover's Distance方式の比較(セッション4 : 情報検索)
- 画像の類似検索におけるマルチベクトル特徴空間方式とEarth Mover's Distance方式の比較(セッション4 : 情報検索)
- 情報漏えい防止セキュリティ技術 (特集 我が国基礎・基盤研究の現状--富士通研究所)
- 情報漏えい防止セキュリティ技術開発への取組み (特集 研究開発最前線)
- RDFとRDFスキーマ(セマンティックWebと計算機科学)
- カテゴリマッチング技術に基づくオントロジーアラインメント問題への取り組み
- リンクするデータ(Linked Data)-広がり始めたデータのクラウド- : 5.Linked Dataと地理空間情報
- 機密文書の漏えい対策に向けた社外秘マークや透かし文字の検出技術
- クラウドにおけるデータ秘匿化および追跡技術(自律分散ネットワーク,P2Pネットワーク,オーバーレイネットワーク,マルチキャスト,セッション管理,インターネットトラヒック,コンテンツ配信,コンテンツ流通,コンテンツセキュリティ及び一般)
- 数値を含むテキストの類似検索が可能なフィンガープリント技術
- 安全なクラウド連携のためのデータセキュリティ (特集 研究開発最前線)
- 学会公式Webサイトリニューアルについて
- 電子メールの特徴情報を用いた標的型メールへのクライアント対策技術の提案(セキュリティ,一般)
- 電子メールの特徴情報を用いた標的型メールへのクライアント対策技術の提案(セキュリティ,一般)
- 電子メールの特徴情報を用いた標的型メールへのクライアント対策技術の提案(セキュリティ,一般)
- 電子メールの特徴情報を用いた標的型メールへのクライアント対策技術の提案(セキュリティ,一般)
- センサーデータの安全な利活用を実現するプライバシー保護技術 (特集 研究開発最前線) -- (大量データの利活用)