旧陸前高田市立矢作小学校に保管されていた飯森産ペルム紀化石標本の古生物学史的意義(<特集>東日本大震災における標本レスキュー活動)
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概要
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In the "rescue" activity for geological collections housed in the Rikuzentakata City Museum, which suffered from the tsunami disaster on 11 March 2011, a set of Permian fossil specimens and a school diary in 1918 were found from the former Yahagi Elementary School, Rikuzentakata City, Iwate Prefecture, Northeast Japan. These fossil specimens including brachiopods and bivalves from Imo locality in Rikuzentakata were associated with the labels believed to be written by Ichiro Hayasaka of the Geological Institute, Tohoku University, Sendai. The school diary records that Hayasaka visited the school on 14 September 1918 and identidied the fossils. The fossil specimens and the school diary confirmed a fact that Genzo Toba who was a naturalist in Rikuzentakata invited Ichiro Hayasaka to investigate Permian fossils at Imo locality in September 1918. This was the first step for Hayasaka to examine the Permian locality in the Southern Kitakami Massif, Northeast Japan. Many geologists and paleontologists since then visited to study Paleozoic strata and fossils in the Southern Kitakami Massif and clarified the Paleozoic geological history in Japan. The fossil specimens kept in the former Yahagi Elementary School indicate the fact that toba had a close tie with Hayasaka from the 1910s and contributed to Japanese paleontology in its early history.
- 2013-03-31
著者
-
真鍋 真
国立科学博物館
-
永広 昌之
東北大学総合学術博物館
-
真鍋 真
Department of Geology, National Science Museum
-
熊谷 賢
陸前高田市海と貝のミュージアム
-
大石 雅之
岩手県立博物館
-
真鍋 真
国立科学博物館地学研究部
-
大石 雅之
岩手県博物館
-
本多 文人
陸前高田市立博物館
-
熊谷 賢
陸前高田市立博物館
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