探索型臨床研究において利益相反問題が参加者の意思決定と人権に及ぼす影響の予備的検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
少数のがんTR参加者を対象として、利益相反の問題が、がんTR参加者の意思決定に及ぼす影響を検討するための予備的研究を行った。その結果、以下の傾向が示された。(1)TR参加者は金銭的利益よりも学術臨床的利益を気にしている。(2)利益相反の情報はTR参加における意思決定にはほとんど影響していない。(3)利益相反情報に関する具体的な記載方法は個人によって希望が異なる。(4)企業との関連については、見解が分かれる。(5)利益相反に対する東大医科研病院の取り組みは、トランスレーショナルリサーチ・コーディネーター(TRC)活動を含め、倫理遵守という観点から一定の評価を得ている。
- 文教大学の論文
- 2009-03-01
著者
関連論文
- 先端医療・個別化医療開発のための大学基盤整備
- 探索型臨床研究において利益相反問題が参加者の意思決定と人権に及ぼす影響の予備的検討
- 20-P3-452 歯槽骨再生臨床研究における薬剤師TRCの支援(治験・臨床試験,来るべき時代への道を拓く)
- P-208 探索型臨床研究におけるコーディネーターによるインフォームド・コンセントの評価
- 探索型臨床研究におけるトランスレーショナル・リサーチ・コーディネーター(薬剤師,看護婦,臨床心理士,栄養士)体制の確立
- 臨床研究における医師とトランスレーショナル・リサーチ・コーディネーター(薬剤師,看護婦,臨床心理士,栄養士)の連携
- 成人に対する臍帯血移植の成績と移植後早期の免疫学的回復
- 同種骨髄移植後早期に発症した閉塞性細気管支炎を伴う器質化肺炎(BOOP)
- トランスレーショナルリサーチにおけるトランスレーショナルリサーチ・コーディネーターの役割と医療倫理遵守の取り組み : インフォームド・コンセント関連業務を中心とした活動
- トランスレーショナルリサーチ・コーディネーター業務の経過と各職種における専門性および問題点の明確化
- JMI健康調査票による本邦虚血性心疾患患者の性格特性に関する研究
- II D-13 JMI健康調査票による虚血性心疾患質問紙の作成に関する研究 : 特に因子構造について(循環器)
- 成人造血細胞移植患者のQuality of Life(QOL)に関連する要因の検討(1)
- 日常生活におけるQOL(Quality of Life)に影響を及ぼす要因の検討 (特集 臨床健康心理学)
- 2-6 大学生のアパシー傾向の特徴と信頼感との関連性
- 2-5 冠動脈性心疾患患者におけるガンパーソナリティスケールと免疫系反応
- トランスレーショナルリサーチにおける医学と心理学の連携 (特集 先端医療と心理学)
- 臨床試験としてのトランスレーショナルリサーチ (特集 トランスレーショナルリサーチ)
- トランスレーショナルリサーチ・コーディネーター業務における医療倫理遵守のための具体的取り組み状況と枠組みの明確化
- PC027 中学生の問題行動に対する意識・実態の発達的変化の検討(2)(ポスター発表C,研究発表)
- PF66 中学生の問題行動に対する意識・実態の発達的変化の検討(1)(社会,ポスター発表F)
- 中学生の不登校の背景要因の検討
- 中学生の問題行動に対する意識とストレス反応に関する検討
- 日本人の医療行為に対する意思決定度の測定
- PE011 青年期の他者認知に関する基礎的研究(1)(ポスター発表E,研究発表)
- 日本におけるパーソナリティ研究の動向と課題(人格部門)(わが国の最近1年間における教育心理学の研究動向と展望)
- 医療現場における倫理とトランスレーショナル・リサーチ・コーディネーターの試み (特集 看護倫理が医療を変える)
- 患者の態度 (日本医事法学会創立30周年記念号 日本医事法学会の30年と未来への展望) -- (第30回医事法学会総会 研究大会記録 シンポジウム1/インフォームド・コンセント--実情、理念、法原則)
- PG43 中学生の問題行動に対する意識とストレス反応
- Holzman Inkblot Technique の日本における適用のための予備的検討
- 健康心理学的観点から見た健康関連アセスメントの課題と今後の展望--ポジティブ心理学の提言
- 骨髄移植ドナーコーディネーターのコンピテンシーの作成(2)
- 骨髄移植ドナーコーディネーターのコンピテンシーの作成 (1)
- 探索型臨床研究において利益相反問題が参加者の意思決定と人権に及ぼす影響の予備的検討
- 健康心理学的観点から見た健康関連アセスメントの課題と今後の展望--ポジティブ心理学の提言
- 育児期の母親の育児受容感に関する調査