耳音響放射と時間微細構造処理能力の相関(一般,音声知覚生成/聴覚コミュニケーション,一般)
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概要
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複数音が存在する中で対象の音を聞き分ける際に、時間微細構造(TFS)の処理が重要な役割を果たしている可能性が指摘されている。どの段階で個人差が生じているかについては不明な部分が多い。本研究では、聴覚末梢において、TFS処理能力に個人差が生じている可能性を検証した。TFS処理能力は周波数変調弁別閔値(FMDL)を用いて評価した。複数種類のOAEとティンパノメトリを測定し、蝸牛と中耳の処理特性を評価した。その結果、CEEOAEのレベルとFMDLの間、および、静的コンプライアンスとFMDLの間に有意な相関が見られた。このことは、聴覚末梢の処理特性がTFS処理能力に個人差が生じる一因である可能性を示している。
- 2012-06-07
著者
-
柏野 牧夫
NTTコミュニケーション科学基礎研究所
-
広田 光一
東京大学大学院新領域創成科学研究科
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広田 光一
東京大学大学院 新領域創成科学研究科
-
大塚 翔
東京大学大学院新領域創成科学研究科
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広田 光一
東京大学大学院
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