小集団の問題解決場面におけるコミュニケーション行動と対人認知との関係(2) : コミュニケーション行動と対人関係(コミュニケーション(基礎),「身体,あそび,コミュニケーション」及びコミュニケーション一般)
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概要
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本研究の目的は,4人集団会話場面におけるコミュニケーション行動として特に発話行動に着目し,葛藤認知や心理的な満足度等との関連を検討することである.実験デザインは問題解決の有無であり,約35分間の会話に男女大学生50組(課題解決条件38組vs.チャット条件12組)が従事した.会話中の発話量については個人の発話量と集団内の発話の偏りを検討対象とした.その結果,個人の発話量と満足度に正の関連がみられたのは課題解決条件のみであった.一方,チャット条件では発話の偏りが満足度と正の関連を示した.発話の偏りは課題解決条件においては参加度や活発度の認知と負の関連を示した.これらの結果について,それぞれの会話状況に求められる各成員の役割や関与度の違いから考察を行った.
- 2012-02-27
著者
-
大坊 郁夫
大阪大学大学院人間科学研究科
-
大坊 郁夫
北星学園大学
-
大坊 郁夫
山形大学教教養部心理学研究室
-
大坊 郁夫
北星学園大学社会福祉学部
-
藤原 健
大阪大学大学院人間科学研究科
-
大坊 郁夫
山形大教養部心理
-
松山 早希
大阪大学大学院人間科学研究科
-
大坊 郁夫
大阪大学大学院 人間科学研究科 対人社会心理学研究室
-
藤原 健
大阪大学大学院人間科学研究科:日本学術振興会
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