関係継続の予期が対人コミュニケーションに及ぼす影響(社会心理学とコミュニケーション及び一般)
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概要
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本研究では,関係継続の予期が対人コミュニケーションに及ぼす影響について検討した.加えて,社会的スキルの個人差の観点からも考察を行った.お互いに未知の女性実験参加者(23組48名)は,"関係継続の予期あり"条件が予期なじ条件のいずれかの会話に参加した.実験の結果は以下のとおりであった.まず,関係継続の予期のある者は,予期のない者に比べて,相手に視線を多く向けていた.次に,社会的スキルの高い者は,社会的スキルの低い者に比べて,視線量が多く,自己接触が少なかった.最後に,関係継続の予期がないとき,社会的スキルが高い人は積極的に相手に語りかけ,会話を楽しんでいた.これらの結果から,社会的スキルを高めることによって,「一期一会」の出会いを大切にできることが示唆された.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-07-13
著者
-
大坊 郁夫
大阪大学大学院人間科学研究科
-
磯 友輝子
大阪大学大学院人間科学研究科
-
木村 昌紀
大阪大学大学院人間科学研究科
-
木村 昌紀
大阪大学大学院人間科学研究科:日本学術振興会:(現)神戸学院大学人文学部
-
磯 友輝子
東京未来大学こども心理学部
-
磯友 輝子
東京未来大学こども心理学部
-
大坊 郁夫
大阪大学大学院 人間科学研究科 対人社会心理学研究室
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