第51 次日本南極地域観測隊越冬報告2010-2011
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概要
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第51 次日本南極地域観測越冬隊28 名は,2010 年2 月1 日から翌2011年1 月31 日までの1 年間,昭和基地で越冬し,第VII期5 か年計画最終年次の観測・設営計画を遂行した.越冬観測では定常観測(電離層・気象・潮汐)と,重点プロジェクト研究観測,一般プロジェクト研究観測及び萌芽研究観測,また,宙空圏・気水圏・地圏・生態系変動及び地球観測衛星データによる環境変動のモニタリング研究観測を実施した.設営活動としては通常の昭和基地の維持運営活動のほか,新「しらせ」での往復のコンテナ輸送,自然エネルギー棟建設への着手など,新たな取り組みも実施した.さらに,アウトリーチ活動の一環として,TV 会議システムなどを利用した昭和基地から日本の小・中・高等学校などへの「南極教室」や観測隊の活動,南極の自然に関する情報発信を積極的に行った.夏期間の雪の多さと悪天候のため実施できなかった項目もあるが,越冬期間中の観測・設営活動の担当項目数は132 項目であった.
- 2012-07-31
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