四国における森林所有権移動と再造林放棄
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
四国における林地売買など森林所有権移動と再造林放棄の概要を把握するため,四国の全森林組合を対象として郵送によるアンケート調査を行った。その結果,四国における林地売買は,30〜50年生のスギ・ヒノキ人工林を対象として,小規模・零細所有者から素材生産業者へ売却されるケースが主流と考えられることが明らかとなった。林地売買と再造林放棄の関連では,林地売買に伴い林業経営上消極的な理由による皆伐が行われた場合,再造林放棄に繋がり易いことが窺われた。また,素材生産業者へのアンケート調査及び聞き取り調査から,素材生産業者は立木のみを購入したいが,所有者からの希望で土地付きの立木購入を行っているケースもあることなどが明らかとなった。
- 森林計画学会の論文
- 2007-12-31
著者
-
都築 伸行
森林総合研究所
-
駒木 貴彰
森林総合研究所北海道支所
-
駒木 貴彰
森林総合研究所
-
田中 亘
森林総合研究所関西支所
-
山田 茂樹
森林総合研
-
田中 亘
森林総合研究所
-
山田 茂樹
森林総合研究所九州支所
-
駒木 貴彰
森林総合研究所東北支所
-
駒木 貴彰
北海道大学農学部
関連論文
- 伐採率が直引集材の可能性に及ぼす影響の検討
- 林業就業希望者の実像と就職環境に関する研究 : 京都府の就業前体験「グリーンスカウト」を事例として
- 北海道東部における人工林経営の現況と課題--森林所有者アンケート結果を元にして
- 森林組合における高性能林業機械の利用状況
- 北海道における高性能林業機械の利用実態--十勝地方の事例
- 北海道における高性能林業機械の導入・利用状況
- 北海道における高性能林業機械の導入実態と課題
- 北海道東部地域の人工林経営の現状と課題
- 三重県における大規模林業経営の動向と労働力調達
- 産直住宅活動の地域産業にあたえる影響 : 岐阜県を事例として
- 中国の木材貿易拡大と木材産業の動向
- 林地売買の実態と今後の分析視点--北陸・中部地方のアンケート結果を中心に
- 林業労働力育成確保優良事例コンクール受賞事業体レポート(7)高知県株式会社とされいほく--流域林業の中核として
- 90年代における素材生産業にみられる動きと林業生産構造(統一テーマ:90年代における林業生産構造の変化と木材流通問題,1996年秋季大会論文)
- 論文2 八溝林業地帯における足場丸太, 支柱・杭材の生産・流通・加工(III 1993年秋季大会 自由論題論文)
- 林業労働力育成確保優良事例コンクール 受賞事業体レポート(5)群馬県吾妻東部森林組合 不在村者の森林管理と林地集団化により地域森林管理の担い手へ
- 林業労働力育成確保優良事例コンクール受賞事業体レポート(2)新潟県ぬながわ森林組合--地域賦存のシルバー人材登用による積極採用
- 2006年春 林業経済学会・森林計画学会合同シンポジウム 「森林資源の成熟化における民有林の課題」記録 (特集 2006年春 林業経済学会・森林計画学会合同シンポジウム)
- 四万十川流域における地域づくりと流域保全の両立に向けた取組
- 中国の木材貿易拡大と木材産業の動向
- これからの私有林政策のあり方と課題 : 私有林の現状と近年の動向をふまえて(テーマ:森林資源の成熟下における民有林の課題,2006年春季大会論文)
- 国有林管理計画の公告・縦覧に対する人々の意識
- 森林ビジネス革命 : 環境認証がひらく接続可能な未来, マイケル・B・ジェンキンス、エミリー・T・スミス著, 大田伊久雄・梶原晃・白石則彦翻訳, 築地書館, 319ページ, 2002年2月15日発行, 4800円+税
- 林家の伐採性向と地域林業活性化方策 : 青森県の森林組合加入林家の事例
- 林業生産の組織化と協業システム
- コメント2.「日本林業市場問題」における「伐境」とは何か(1990年春季大会)
- 素材生産を担う主体の動向--2000年センサスを素材に
- 解説 フィンランドにおける森林認証の現状
- 森林所有者の意思決定と社会関係--取引費用経済学の視点から
- 自治体における里山林の保全・管理・利用実態(3)近畿・関東地方の里山林アンケート調査結果一覧
- 自治体における里山林の保全・管理・利用実態(2)関東地方の区市町村を対象としたアンケート調査から
- 林業経済学会第20回研究会Box 森林を核とする地域振興を考える--東日本大震災後の森林・林業の新たな役割
- 北海道における新林業機械作業システム技術者育成事業の実施状況
- 新考・森林学--これからの森づくり(17)地域材認証事業の現状と今後の課題
- 北海道国有林における計画案の公告・縦覧実施状況
- 道南及び十勝地域における民有林の伐採動向
- 森林所有者の意思決定と社会関係 : 取引費用経済学の視点から
- ガーナ国における林業・木材産業の動向と違法伐採対策
- 主業的林家の経営動向と今後の意向--「全国林業経営推奨行事」表彰者アンケート結果から
- 特集 森林・林業の長期見通し(4)林業労働力の動向と将来予測
- ブックガイド 村嶌由直・荒谷明日兒編著『世界の木材貿易構造--へ グローバル化する木材市場』
- 林業経営統計から見た林家の経営動向
- フィンランドにおける森林認証の現状
- 1997年度森林計画学会夏期セミナー : 森林経営とモニタリング : 測る,量る,計る
- 四国における森林所有権移動と再造林放棄
- これからの私有林政策のあり方と課題 : 私有林の現状と近年の動向をふまえて(2006年春 林業経済学会・森林計画学会合同シンポジウム)
- 「森林資源の成熟化における民有林の課題」記録(2006年春 林業経済学会・森林計画学会合同シンポジウム)
- 徳島県における森林所有界確定への取り組み : 相生町,山城町の事例
- 四国・九州における素材生産業者等による土地付き立木購入の実態
- 森林組合への施業委託に関する所有者の意向 : 徳島県山城町森林組合員へのアンケート調査から
- 森林組合の事業展開と組織運営の地域特性 : 利用間伐期における林産事業分析を中心に
- シンクタンクとしての存在感を一層示してほしい(新研究所への期待,林政総合調査研究所との合併記念)
- 大型製材工場の新設が地域の素材生産流通に及ぼした影響 : 兵庫県宍粟市の事例
- 森林を核とする地域振興を考える : 東日本大震災後の森林・林業の新たな役割(林業経済学会第20回研究会Box,3.11後の森林・林業・林産業(3))
- 流域管理システムの現状と問題点 : 四国地域の流域を事例として(林政)
- 第2報告 大規模国産材製材工場の展開と地域林業構造(国産材生産・素材流通・製材加工の現状と課題,2008年度東日本林業経済研究会シンポジウム)
- 「攻めの林政」を目指した新「森林・林業基本計画」(林業経済学会研究会Box「新しい森林・林業基本計画を考える」)
- 第一報告 90年代における素材生産業にみられる動きと林業生産構造(90年代における林業生産構造の変化と木材流通問題,1996年度林業経済学会秋季大会)
- 2000年国勢調査から見る林業作業者数の変化
- 主業的林家の経営動向
- ドイツにおける木質バイオエネルギー利用の動向と特徴(会員研究発表論文)
- ロシア極東地域における森林施業と林業労働(会員研究発表論文)
- 北海道のカラマツ林施業における経営収支と森林所有者の動向(会員研究発表論文)
- 森林認証制度の現状と課題 : フィンランドの事例から(会員研究発表論文)
- 地域管理経営計画案の縦覧と意見処理方法(会員研究発表論文)
- 報告1 アカマツ林地帯における私有林経営の分析 : 岩手県九戸郡種市町の事例(1987年度北日本林業経済研究会報告)
- 北海道における広葉樹材利用の現状 : 道北・道東地方の広葉樹製材工場における原木集荷を中心に(会員研究発表論文)
- 北海道における民有林の伐採性向(II) : 十勝地域の事例(会員研究発表論文)
- 北海道における民有林の伐採性向(I) : 道南地域の事例(会員研究発表論文)
- 第35回森林計画学会シンポジウム「合意形成-森林計画はいかにして地域社会に認知されるか」(合意形成-森林計画はいかにして地域社会に認知されるか-)
- 国有林野の役割と改革の行方(国有林特集その1)
- 第3報告 これからの私有林政策のあり方と課題(森林資源の成熟下における民有林の課題,2006年林業経済学会・森林計画学会合同シンポジウム)
- 菊間満・林田光祐著, ロシア極東の森林と日本, 東洋書店, 2004年2月, 64頁, 600円+税
- 森林組合の事業展開と組織運営の地域特性 : 利用間伐期における林産事業分析を中心に
- 地域材認証事業の現状と課題(会員研究発表論文)