磁気光学効果を利用した偏光回折格子のホログラム応用に関する基礎研究(光記録技術・電子材料,一般)

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概要

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近年、スピン偏極電流注入型の磁気光学素子の研究が進み、磁界を必要としない電流駆動での変調が実現しつつある。これを利用した高速で高解像な光変調器が開発されれば、光記録分野に応用することができる。さらに、高速・高解像の空間光変調器であれば、計算機合成ホログラムの再生にも応用可能であることから、次世代の映像技術分野への応用も期待できる。以上のような背景の下、微小な磁気光学素子の配列からの偏光回折特性の基本的調査を行った結果を報告する。各素子上での磁気光学効果による偏光状態の変化が、遠方への回折光において、同様に偏光状態の変化として観測された。これらの結果は回折理論を用いた理論計算によって説明することができた。一連の結果から上述の計算機合成ホログラムへの応用にも、利用可能であることが示された。
2011-09-09

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