ソフトウェアが中心でない製品における既存技術を利用したソフトウェア改訂支援
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概要
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ソフトウェアを含め,ほとんどの工業製品は以前の製品を改訂し開発されている.よって,既存ソフトウェアの改訂を支援することも重要である.革新的なソフトウェア改訂技法や枠組みが提案はされているが,それらを現実の開発に導入することは現状の開発体制の観点から容易でない場合が多い.特にソフトウェアが中心でない製品の場合,その傾向は顕著である.本稿では,ソフトウェアが中心でない製品におけるソフトウェア改訂において,どのように技術導入をすべきかについての調査および試行結果を報告する.初めに我々はソフトウェアが中心でない製品を開発する産業界の協力者の支援をうけ,どのような作業をどのような技術で支援すべきかを調査した.結果,インパクト分析作業が技術的に支援可能であり,情報検索技術(IR)を用いたトレーサビリティ技術で支援することが適切であると判断した.次に協力者から提供があった実開発のデータに対して,当該技術を適用し,協力者とともに問題点や改善点を模索した.結果として,要求変更の特徴づけを支援するための技術文書の索引付け,IRの入力データの改善を支援する機械学習,間接的なインパクトを知るためのソースコード上の静的解析の3つが,IRに基づくトレーサビリティを改善する追加技術として適切であると判断した.我々はこれら3つの技術を追加したインパクト分析支援ツールを試作し,産業界の協力者に評価を依頼し,期待どおりの改善が見込まれることを確認した.
- 2012-02-15
著者
-
長田 晃
信州大学工学部情報工学専攻
-
海尻 賢二
信州大学工学部情報工学専攻
-
原 賢一郎
信州大学工学部情報工学専攻
-
海尻 賢二
信州大学 工学部 情報工学科
-
海谷 治彦
信州大学工学部情報工学専攻
-
海谷 治彦
信州大学
-
海尻 賢二
信州大学
-
海尻 賢二
信州大学 工学部
-
海尻 賢二
信州大学総合工学系研究科
-
長田 晃
信州大学
-
小林 亮太郎
信州大学
-
原 賢一郎
信州大学
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