タッチパネル操作時の手による画面の遮蔽計測と上肢負担(理論・技術)

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概要

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本研究では,手による遮蔽の計測を行い,その結果を踏まえたうえでポインティング時間および操作画面の見えにくさの主観評価によるタッチパネルの操作性に関する考察を行った.さらに,ポインティング操作時の上肢負担を評価するため,上肢の各関節における最大トルク比を計測し,得られた結果を検討した.その結果,手による操作画面の遮蔽は表示面傾斜角度によってその範囲および位置が変化することがわかり,ポインティング時間ならびに操作画面の見えにくさの主観評価に影響を及ぼすことが確認された.また,タッチパネル操作時の上肢負担,とりわけ肩関節にかかる負担は表示面傾斜角度により変化する傾向がみられ,表示面傾斜角度を大きくとることにより,この負担を減少させることができた.
2011-02-15

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