GPUを用いた分子動力学法の高速化と省電力化
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概要
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スーパーコンピュータや大規模クラウドにおける消費電力は年々増加しており、エネルギー効率の高いスーパーコンピュータや、このようなコンピュータを活用するアプリケーションプログラムの開発が求められている。近年、画像処理に用いられて来た GPU の高い演算性能を科学技術計算に用いる事で、消費エネルギーを削減する試みが為されている。分子動力学シミュレーションは、多原子系における原子の運動を、原子間の相互作用を計算しながら個々の原子に対する Newton の運動方程式を積分することにより求める方法であり、大規模で複雑な計算が必要となる。本研究では、分子動力学法のシミュレーションプログラムを GPU 向けに最適化し、CPU における実行と計算速度、消費電力、消費エネルギーに関して比較を行った。
- 2010-10-06
著者
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関嶋 政和
東京工業大学 大学院情報理工学研究科 計算工学専攻
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宇田川 拓郎
東京工業大学工学部情報工学科
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関嶋 政和
東京工業大学学術国際情報センター|東京工業大学情報理工学研究科計算工学専攻
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関嶋 政和
東京工業大学
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