Cプログラムの割込み競合の動的検出法
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概要
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実用Cプログラムの割込み競合(割込み処理によるデータ競合)に対する新たな検出法を提案する.データ競合の検出法はこれまでに多数提案されている.しかし,それらのほとんどがスレッド競合(スレッド処理によるデータ競合)を対象としており,高精度なものも多数存在するが割込み競合を検出できない.一方,割込み競合を対象とする手法は数が少なく,検出精度も低い.そこで,我々は既存の高精度なスレッド競合検出法を改変し,割込み競合の高精度な検出を実現する.提案手法の要点は,割込み処理を擬似的なスレッド実行として扱い,割込み競合の検出問題をスレッド競合の検出問題に帰着させて解くことである.我々は提案手法に基づく検出ツールを実装し,評価用プログラムに適用して検出精度の評価実験を行った.その結果,提案手法はSendmailやWU-FTPDを含む実用Cプログラムの割込み競合を高精度に検出できることが分かった.
- 2010-09-15
著者
-
前島 英雄
東京工業大学大学院物理情報システム専攻
-
権藤 克彦
東京工業大学計算工学専攻
-
荒堀 喜貴
東京工業大学情報理工学研究科計算工学専攻
-
権藤 克彦
東京工業大学情報理工学研究科計算工学専攻
-
前島 英雄
東京工業大学 大学院総合理工学研究科 物理情報システム専攻
-
前島 英雄
東京工業大学大学院総合理工学研究科
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権藤 克彦
東京工業大学学術国際情報センター
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荒堀 喜貴
電気通信大学大学院情報システム学研究科
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権藤 克彦
東京工業大学
-
前島 英雄
東京工業大学 大学院総合理工学研究科
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