ギョウジャニンニクの変異と選抜 : 4. Allicin生成能は発育にともない低下し,alliin量によって規定される
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概要
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ギョウジャニンニク葉におけるallicin生成能の採取時期による差異とallicin生成を規定する要因について検討した.Allicin生成能は若い葉で高く,その後葉の成熟にともない低下することが明らかとなった.すべての供試個体および採取時期において,E液(硫安沈殿によるタンパク質画分)の添加による吸収減少の増大は見られないのに対して,A液(加熱処理後の抽出液)の添加によって顕著な吸収減少の増大が認められた.したがって,allicin生成能は内在するalliinの量によって規定されると考えられる.
- 日本作物学会の論文
- 2006-03-31
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