ギョウジャニンニクの変異と選抜 : 5.自生集団における葉形および倍数性変異
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概要
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ギョウジャニンニクの育種年限を短縮する一方法として,自生集団を選抜素材として利用することが考えられる.自生集団における葉形変異について検討した結果,実生集団と同様に,自生集団においても多様な葉形変異が認められ,葉身幅による多収個体の選抜が可能であると考えられた.そこで,第1葉身幅の広い個体(≧8.5cm,116個体)と狭い個体(<5.5cm,14個体)を選抜した.これら選抜個体の一部について,倍数性を調査したところ,葉身の広狭による倍数性の差異は認められなかった.したがって,葉形(幅や長さ)は,倍数性とは関係ない形質であると考えられた.
- 2009-03-31
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