中山間地における水稲有望品種「さとじまん」の特性
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概要
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佐賀県農業試験研究センター三瀬分場では,「さとじまん」を中山間地向きの有望な早生品種として選定しその特性を検討した.1.当県三瀬分場における「さとじまん」の早晩性は"早生の中"であった.2.「さとじまん」は玄米千粒重が重く大粒で,収量性が高く,品質も優れた.3.「さとじまん」は「コシヒカリ」よりいもち病に明らかに強く,優れたいもち病圃場抵抗性を持つ.4.「さとじまん」の食味は,食味官能評価で「コシヒカリ」並みの良食味であった.5.奨決現地調査の結果,「さとじまん」の優れた特性は現地でも同様に確認され,「さがうらら」に代わる有望品種と考えられた.
- 2010-05-28
著者
-
牧山 繁生
佐賀県農業試験研究センター
-
松本 和大
佐賀県農業試験研究センター三瀬分場
-
條島 真紀子
佐賀県農産課
-
牧山 繁生
佐賀県小城農業改良普及所
-
松本 和大
佐賀県庁
-
松本 和大
佐賀県農業試験研究セ
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