水稲移植栽培における「短期苗」育苗法の開発
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概要
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水稲移植栽培における省力技術として短期苗の育苗法の開発を目指した.1.播種量は育苗箱1箱当たり催芽籾280g程度,被覆期間中に黒色不織布を二重被覆することにより,約14日程度の育苗期間で機械移植可能な苗をつくることができた.2.短期苗を用いた場合でも,稚苗と比べて桿長,穂数にほとんど差はみられず,収量,品質とも同程度であった.3.短期苗を用いた場合,10a当たりの使用苗箱数は稚苗移植の約6割に低減するとことができた.
- 日本作物学会の論文
- 2012-05-15
著者
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牧山 繁生
佐賀県農業試験研究センター
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市丸 喜久
佐賀県農業試験研究センター
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牧山 繁生
佐賀県小城農業改良普及所
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秀島 好知
東松浦農業改良普及センター
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秀島 好知
島根大学農学部
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森 敬亮
佐賀県農業試験研究センター
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秀島 好知
佐賀県農業試験研究センター
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橋口 朋代
三神農業改良普及センター
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市丸 喜久
佐賀県農業技術防除センター
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