医学の進歩(医学的介入)は,生命保険に何をもたらすのか : 次世代を見据えて(パネルディスカッション)
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概要
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最近の医療技術の進歩には目を見張るものがあり,臨床医学への応用は危険選択のみならず生命保険経営そのものにも影響を与えはじめている。今回のパネルディスカッションでは,生命保険制度の本質に影響を与える可能性のある医療技術から3つを取り上げた。すなわち生への介入として「生殖補助医療の進歩」,脳への介入として「脳神経科学の進歩」,寿命への介入として「老化の科学の進歩」である。商品設計,保険数理および危険選択に大きなインパクトのある領域である。パネルディスカッションでは,まず医学技術の進歩について紹介し,疾病そのものの概念にも影響を与え始めていることを示した。疾病概念の変化は,保険給付の範囲や約款および告知制度のあり方にも影響を与える。したがって,「医学の進歩と約款・告知義務」というテーマで法律家の立場から報告していただき,今後の危険選択のあり方を議論した。
- 日本保険医学会の論文
- 2009-12-17
著者
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