連続境界条件を導入した画像のブロック分割によるグレースケール変換(画像処理,<特集>画像の認識・理解論文)
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概要
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現在,グレースケール変換は,画像処理,印刷などの幅広い分野で使用されている.しかし,グレースケール変換は三次元のカラー情報を一次元の輝度情報に変換する手法であるため,色で判断すると境界を判断できる画像でも,従来のグレースケール化手法では,その境界の情報が失われることがある.これは,グレースケール変換が,三次元の色情報を一次元の情報に圧縮するために生じる問題である.本論文では,カラー画像を微小ブロックに分割し,ブロックごとに最適なグレースケール変換係数を求めることで,カラー画像の細部の情報を保存するためのグレースケール変換手法を提案する.また,エッジがよく検出できるグレースケール化が望ましいと考え,客観的にグレースケール画像の良さを評価する基準を得るためにエッジ抽出を行った.更に定量的評価として,局所的なコントラストを用いて評価を行った.エッジ検出の際,ブロックごとに独立に変換パラメータを定めると,ブロック境界が偽エッジとなって現れることが問題であったが,提案するグレースケール変換手法を適用した後でエッジ検出の実験を行つたところ,偽エッジの出現を抑えながら,エッジをより正確にとらえることができることを確認できた.
- 2007-08-01
著者
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熊澤 逸夫
東京工業大学像情報工学研究施設
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熊沢 逸夫
東京工業大学像情報工学研究施設
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熊澤 逸夫
東京工業大学
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熊沢 逸夫
東京工業大学知能システム科学専攻
-
松村 将太郎
東京工業大学像情報工学研究施設
-
松村 将太郎
東京工業大学 像情報工学研究所
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熊澤 逸夫
東京工業大学像情報工学研究所
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