頭部外傷の初期てんかんの予後(<特集>脳と神経の研究)
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概要
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Prognosis of post-traumatic epileptic attacks that arose immediately or relatively early following a head injury was studied with particular reference to: I. Comparative study of various elements that may influence the causes of early and late epileptic attacks. II. Determination as to the main factor responsible for the transition of early epileptic attacks into late ones. These investigative works were performed on 125 clinical cases with post-traumatic epilepsy out of 892 posttraumatic patients with the following results obtained : (1) In both groups (early epileptics e.g., these had initial fits within 3 months, and late epilepsy e.g., those with initial fits after 3 months.) a. In post-traumatic amnesia cases lasting longer than 24 hrs, a high incidence of epilepsy was noted as against those with of shorter duration. In younger patients however, (age under 15), a high incidence even after only slight head injuries without post-traumatic amnesia was seen. b. Incidence of epilepsy according to the types of head injuries (classified after ARAKI) were 2:1 in the order of the type III to I. c. Incidence in those with cranial fractures was twice as high than those without. d. In regards to the site of injury, those located in the anterior third had a high incidence of epilepsy. e. Younger patients had a high incidence; those under the age 15 had two to four times higher than those over 16. Even with slight trauma, epilepsy manifested itself in the younger group. (2) Early Epilepsy: a. 58.5% of the early epileptics were also late epileptics. b. Early epileptics following slight injuries displayed worse prognosis as compared with those following severe injuries. c. The incidence of late epilepsy in early epileptics under 10 years of age was very high even with only slight post-traumatic amnesia. d. In patietns having their initial fit within one week after the trauma, epileptic manifestations proved to be more severe as against those with their first fit after one week.
- 千葉大学の論文
- 1964-09-28
著者
-
牧 豊
筑波脳神経センター
-
清水 良平
千葉労災病院脳神経外科
-
小野 幸雄
筑波メディカルセンター病院
-
白石 博康
筑波大学臨床医学系精神神経科
-
牧 豊
千葉大学医学部神経科精神学教室
-
清水 良平
千葉大学医学部神経科精神学教室
-
末吉 貫爾
千葉大学医学部神経科精神学教室
-
白石 博康
千葉大学医学部神経科精神学教室
-
中田 義隆
千葉大学医学部神経科精神学教室
-
小野 幸雄
千葉大学医学部神経科精神学教室
-
島崎 素吉
千葉大学医学部神経科精神学教室
-
中田 義隆
筑波メディカルセンター病院
-
中田 義隆
千葉大学医学部脳神経外科学
-
小野 幸夫
干葉大学医学部神経精神医学教室
-
島崎 素吉
東横第3病院
-
末吉 貫爾
千葉労災脳外
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