血管内手技と外科的血行再建術で治療した脳主幹動脈閉塞症の検討
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概要
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脳主幹動脈閉塞症は急性期の適切な治療により,その重篤な症状を軽快させることができる.われわれは70例に急性期血栓溶解療法を施行し,良好な結果を得ているが,その中で急性期の治療のみでは十分な結果が得られず,二期的に血行再建術を要したものが4例存在した.4例とも経過はきわめて良好であり,虚血の再発を予防するため,あるいはより完全な血行動態を得るために有効な方法と考えられた.二期的な血行再建法(staged revascularization)を必要とする症例が存在し,このことを念頭において検査および治療を選択するべきであると思われた.
- 1997-05-20
著者
-
中井 啓
筑波メディカルセンター病院脳神経外科
-
和田 光功
筑波メディカルセンター病院放射線科
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小野 幸雄
筑波メディカルセンター病院
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成島 浄
筑波メディカルセンター病院脳神経外科
-
目黒 琴生
筑波メディカルセンター病院脳神経外科
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藤田 桂史
筑波メディカルセンター病院脳神経外科
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鈴木 議介
筑波メディカルセンター病院脳神経外科
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鶴島 英夫
筑波メディカルセンター病院脳神経外科
-
長友 康
筑波メディカルセンター病院脳神経外科
-
中田 義隆
筑波メディカルセンター病院脳神経外科
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小野 幸雄
つくば総合健診センター
-
目黒 琴生
筑波メディカルセンター病院
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長友 康
筑波メディカルセンター病院 脳神経外科
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中田 義隆
筑波メディカルセンター病院
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小野 幸夫
干葉大学医学部神経精神医学教室
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