レファレンス事例に対するキーワードの自動付与(セッション3:キーワード付与)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究の目的は,レファレンス事例の質問文と回答文を元にして,その事例に適切なキーワードを自動的に付与することである。これまでレファレンス事例中の語をキーワードとして抽出する実験は行われていたが,この方法では事例中に出現しない語はキーワードとして付与できないという欠点があった。そこで本研究では,ウェブ検索エンジンの検索結果リストに含まれるタイトルとスニペットを利用し,キーワードを自動的に付与する手法を提案する。具体的には(1)事例中の語からキーワードを機械学習手法により抽出し,(2)抽出したキーワードを検索語として検索エンジンからタイトルとスニペットを取得し,(3)その中に出現する語を対象として重要度計算によってキーワードを決定する,という手順でキーワードの自動付与を行った。日本史分野のレファレンス事例120件を使用して,付与実験を行った結果,キーワードの候補として10語を付与した時に精度31.4%、再現率61.4%で正しいキーワードを付与することができた。
- 2009-03-18
著者
関連論文
- オンライン書評と従来の書評との違いの分析
- 例規の構造を利用した例規横断検索の高度化
- 〈発表論文〉FRBRと集合知を利用した図書館システム仕様の策定 (「ディジタル図書館」ワークショップ 第35回)
- FRBRと集合知を利用した図書館システム仕様の策定(一般発表)
- レファレンス事例に対するキーワードの自動付与(セッション3:キーワード付与)
- 〈「ディジタル図書館」ワークショップ第38回 発表論文〉貸出記録を用いた図書推薦システムにおける重みづけの変更
- 強化後間隔によるビデオゲームの面白さの測定(日本基礎心理学会第25回大会,大会発表要旨)
- 書評中の語を用いた図書に対する感性パラメータ自動設定の最適化(第17回(2009年度)年次大会(研究報告会&総会))
- 書評を用いた図書に対する感性パラメータの自動設定(創立20周年記念 第16回(2008年度)年次大会(研究報告会&総会))
- 日本初のオープンソース図書館システムProject Next-Lプロトタイプ槐(Enju)の開発経緯と現状 (図書館システムの可能性)
- オンライン書評と従来の書評との違いの分析
- 座談会 図書館管理システム開発「Project Next-L」 「Enju」は、図書館システムの未来を変えていけるか
- 複合語の解析による語の上位一下位関係の自動構築
- レファレンスデータに対するNDCの自動付与(第15回(2007年度)年次大会(研究報告会&総会))
- Webアーカイブの仕組みと技術的な特徴(Webアーカイビングの現状と課題)
- 抄録からのキーワードの自動抽出
- 抄録からのキーワードの自動抽出
- 抄録からの主題文の自動抽出
- 構文情報を用いたキーワード抽出
- リレーショナル・データベース管理システム
- 図書館業務におけるOAとは (OA機器と図書館)
- ir会議 (日経MIX) (特集 : パソコン通信とヒューマンネットワーク)
- レファレンス事例に対するキーワードの自動付与(セッション3:キーワード付与)
- 学校図書館の将来像に関するデルファイ調査
- 全国規模の協会・組織の概況 OCLCの動向 (2006年度 国立国会図書館調査研究報告書 米国の図書館事情2007) -- (米国の図書館の概況)
- Webで公開されている条例を対象としたデジタルアーカイブ(デジタルアーカイブの応用,テーマ : 「デジタルアーカイブの活用(応用)」および一般)
- Webで公開されている条例を対象としたデジタルアーカイブ(デジタルアーカイブの応用,テーマ : 「デジタルアーカイブの活用(応用)」および一般)
- 強化後間隔はゲームを魅力的なものにしているのか(日本基礎心理学会第24回大会,大会発表要旨)
- 〈「ディジタル図書館」ワークショップ第37回 発表論文〉 FRBRモデルを前提とする集中型目録と分散型目録の連携手法の検討 (筑波大学東京キャンパス(秋葉原地区). 2009年11月19日)
- FRBRモデルを前提とする集中型目録と分散型目録の連携手法の検討
- 図書館の貸出履歴を用いた図書の推薦システム
- レファレンス記録に対するキーワードの自動付与(単語・語彙(II))
- デジタルコンテンツの普及と図書館 (特集 図書館におけるデジタルコンテンツの提供)
- 図書館員自身の協同で作る図書館システム仕様--日本発のオープンソース図書館システム作成を目指して
- Library 2.0:図書館におけるWeb 2.0的活動
- 最適解の付与に基づく重み付けの自動変更(第14回(2006年度)年次大会(研究報告会&総会))
- 電子書籍フォーマットの動向と学術情報流通への課題
- 消失や改変されたWebページの分析(第13回(2005年度)研究報告会講演論文集)
- 進歩する図書館システム(多様化する図書館システム)
- 文脈情報に基づく共引用関係を利用した文書検索手法の特徴(一般発表)
- 図書館とオープンソース・ソフトウェア (特集:Open)
- 感性パラメータを用いた類似する小説の提示
- 感性語をもとにした読書支援システム
- 多段階抽選ゲームでの反応時間に対する結果パターンの効果2(日本基礎心理学会第30回大会,大会発表要旨)
- 動向レビュー オープンソースと統合図書館システム
- Project Next-LとNext-L Enju 日本初のオープンソース統合図書館システムの開発と現状
- 歴史GISの地平 景観・環境・地域構造の復原に向けて, HGIS研究協議会編(川口洋(代表)・石崎研二・後藤真・関野樹・原正一郎), 勉誠出版, 2012年3月30日, B5, 288p., ISBN:978-4-585-22022-0, 定価4,200円(本体価格4000円)
- 多段階抽選ゲームでの反応時間に対する結果パターンの効果3(日本基礎心理学会第31回大会,大会発表要旨)
- D-4-3 クラウドソーシングによる書誌誤同定発見のためのタスク設計(D-4.データ工学)