レファレンス記録に対するキーワードの自動付与(単語・語彙(II))
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概要
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本研究の目的は,図書館におけるレファレンス記録の質問文および回答文から,そのレファレンス記録のキーワードとして適切な語句を自動的に抽出することである。自動抽出の手順は(1)候補となる語句を抽出し(2)キーワードとして適切か否かを判定するに大別できるが,本研究では(2)に焦点を当て,機械学習の手法を用いてこれを試みた。具体的には,キーワード候補となる語句の出現箇所,出現回数,語の前後の助詞など42個の特徴と人手に基づく正解判定の対を学習させ,自動判定をおこなった。日本史分野のレファレンス記録507件中の,人手によってキーワード判定を行った9,375語を対象とした実験の結果,精度56.9%,再現率48.3%でキーワードを正しく付与することができた。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2008-03-27
著者
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