通常学級における特別支援のための継続的行動コンサルテーションの効果

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概要

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本研究では、「特別な教育的ニーズ」のある児童(クライエント)の学級担任(コンサルティ)に対して、行動コンサルテーションによる継続的な支援を行い、その効果について検討した。本研究の参加児童は、教師の説明中に机上の物品をいじる「手遊び」をするなどの問題を示していた。そこで、コンサルタントはコンサルティに対して、モデリング、視覚的プロンプト、個別指示等の提案・助言を行ったところ、これまでの問題が改善した。こういったなかでコンサルティは次年度の担任のために、クライエント専用の「対応マニュアル」を作成した。また、このコンサルティとコンサルタントとの話し合いの場には他学級の担任も自主的に参加し、長期休暇中には校内研修会が開催されるなど、学校全体が特別支援教育に取り組む姿勢がみられた。そして、最後に学校内での支援の継続性について強化随伴性の観点から考察した。
2007-07-30

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